神戸大学大学院経営学研究科:神戸大学経営学部

伊賀隆賞第4回が授与されました

2017年3月23日

伊賀隆賞は、1971年から1990年の19年にわたり神戸大学経営学部経営数学講座の教授として経営数学分野の教育研究に尽力された伊賀隆先生を記念し、神戸大学経営学研究科において経営の数理・数量的研究の分野で優れた研究成果をあげた学生を表彰するものです。伊賀隆先生が2013年2月に亡くなられたおりにご遺族から神戸大学経営学研究科の発展のためにとのご寄付がありましたので、一周忌にあたる2014年3月にこの賞を創設して、毎年課程博士号を授与される学生のうち賞の趣旨に該当する学生があれば1名を選んで表彰し、ご遺族の寄付を基金として副賞を贈呈することにしました。

第4回伊賀隆賞は、Essays on Strategic Information Transmissionの題目で、組織的意志決定におけるコミュニケーションの役割に関するゲーム理論研究の成果をあげた定兼仁君に授与されました。定兼君の研究は、組織にとって望ましい選択肢が何かを知っているが、それとは異なる選択肢が実行されることに個人的なバイアスのある専門家から、コミュニケーションだけをたよりにできるだけ正確な情報を聞き出して、それを選択に活かす上で、情報を段階的に引き出すことや、聞き手が自ら独立の情報を手に入れることが役立つ可能性を、数学モデルで研究したものです。授与式は、2017年3月23日に神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で行われた博士号授与式に引き続いて、経営学研究科長室で行われました。


右から、定兼仁君、
鈴木一水経営学研究科長

指導教員の
宮原泰之教授と

神戸大学経営学研究科は、経営の数理・数量的研究の分野の優れた教授陣を擁しており、これからもこの分野で優れた研究者を育成し、わが国の経営学の発展に寄与していこうと考えています。伊賀隆賞は、そのような将来有望な研究者に引き続き授与される予定です。