神戸大学大学院経営学研究科:神戸大学経営学部

伊賀隆賞第5回が授与されました

2018年3月26日

伊賀隆賞は、1971年から1990年の19年にわたり神戸大学経営学部経営数学講座の教授として経営数学分野の教育研究に尽力された伊賀隆先生を記念し、神戸大学経営学研究科において経営の数理・数量的研究の分野で優れた研究成果をあげた学生を表彰するものです。伊賀隆先生が2013年2月に亡くなられたおりにご遺族から神戸大学経営学研究科の発展のためにとのご寄付がありましたので、一周忌にあたる2014年3月にこの賞を創設して、毎年課程博士号を授与される学生のうち賞の趣旨に該当する学生があれば1名を選んで表彰し、ご遺族の寄付を基金として副賞を贈呈することにしました。

第5回伊賀隆賞は、「航空産業における市場支配力と企業合併に関する研究」の題目で、航空産業における市場競争の実証研究で優れた成果をあげた山本涼平君に授与されました。山本君の研究は、航空産業における市場支配力に影響する多様な要因(LCCの存在、市場からの撤退、合併)が市場の結果・成果(価格、厚生)に及ぼす影響を、米国と日本の航空産業データを用い、確率的効用関数を持つ利用者の航空需要と、費用を異にする航空会社間の価格競争のナッシュ均衡からなるモデルを構造推定することによって、明らかにした研究です。授与式は、2018年3月26日に神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で行われた博士号授与式に先立ち、経営学研究科長室で行われました。


右から、山本涼平君、鈴木一水経営学研究科長

神戸大学経営学研究科は、経営の数理・数量的研究の分野の優れた教授陣を擁しており、これからもこの分野で優れた研究者を育成し、わが国の経営学の発展に寄与していこうと考えています。伊賀隆賞は、そのような将来有望な研究者に引き続き授与される予定です。