神戸大学大学院経営学研究科:神戸大学経営学部

Kobe International Business Education and Research (KIBER) Program

平成23年度より、神戸大学経営学部2年生を対象としてKIBER Programを開始しました。KIBERは、一年間の短期留学を実りあるものとして、国際社会と文化を理解した、グローバルな社会環境で活躍できる経営人材を育成するプログラムです。従来の交流協定による短期留学制度と学部のカリキュラムの整合性を図り、留学時に必要な英語でのコミュニケーションスキルについての授業を追加し、1年間留学しても4年間で卒業できるようにカリキュラムを整備しました。

モデルコース参加ルール交換留学提携校留学経験者の声KIBER Programパンフレット(PDF)

モデルコース (平成29年度)

2年生Q1~Q4:

  • Business Communication Ⅰ, Ⅱ (Mark Fielden)
  • Academic Reading and Writing for Business Ⅰ, Ⅱ (Michael Bennett)
  • International Business Law Ⅰ(Cristian Imazu)
  • Global Communication(Berlitz)
  • Cultureの多様性とbusiness communicationを英語で学びます。留学時に必要なcommunication,debating,report writingの能力を鍛えます。
  • 外国書講読(taught in English)(西村)
    Discuss and think in English,speak logically and work in group等の能動的な学習能力を鍛えます。

3年生Q1,2:

  • 4年間で卒業可能なKIBER協力学部ゼミナール (平成28年度3年生の例): 
    上林憲雄、得津一郎、平野光俊、後藤雅敏、鈴木一水、梶原武久、堀口真司、黄磷、小川進、南知惠子、馬岩、北川教央、三古展弘、國部克彦、髙田知実、畠田敬、正司健一、保田隆明、三品和広、清水泰洋、森直哉、山﨑尚志
  • 学部の英語での専門科目
    外国からの留学生と一緒に授業を受けて、英語での講義、討論、宿題、試験に慣れてください。

3年生Q3,4と4年生前期Q1,2:

  • 留学

4年生Q3,4:

  • KIBER協力学部ゼミナール
    留学中に学習したことを踏まえて、卒業論文研究の指導を行います。
  • 学部の英語での専門科目
    外国からの留学生と一緒に授業を受けて、自分の進歩を実感してください。

参加ルール(平成29年度)

  1. 平成29年度にKIBERの関連授業Global Communication(Q1).International Business Law Ⅰ(Q3,4).Business Communication Ⅰ, Ⅱ.Academic Reading and Writing for Business Ⅰ, Ⅱ.と外国書講読(taught in English)の授業を、原則すべて履修することになります。これらの授業は、KIBER Program参加者を優先的に、30名程度まで受付けます。関連授業(外国書購読除く)は、月・火・水曜日の4.5時限に開講の予定で(詳細は別途掲示します)、それぞれ3群科目の臨時増設科目(1単位)となります。
  2. KIBER協力学部ゼミナール以外では、2年間を前提に学習計画が設定されていますので、1年間留学する場合は,卒業に5年間必要となります。KIBER協力学部ゼミナール以外と併せて交換留学を希望する学生も、KIBER Programに参加の上、2年次に、Global Communication(Q1).International Business Law(Q3,4).Business Communication Ⅰ, Ⅱ.Academic Reading and Writing for Business Ⅰ,Ⅱ. と外国書講読(taught in English)の授業を、原則すべて履修してください。なお成績優秀者については、2年次4月に履習科目の登録の上限緩和の申請をすることができます。
  3. 平成29年10月下旬~11月初旬に留学希望者を対象とした募集を行い、留学生を選考します。その時、TOEFL(iBT)の得点を提出してください。カーディフ大学の出願には、IELTS Level 6.5各セクション5.5以上の得点が必要です。
  4. 応募にあたっては、家族と十分相談してください。交換留学先は協定校ですので神戸大学の授業料以外の授業料は不要です。しかしながら、渡航費や現地生活費は自己負担となりますので、資金面も検討してください。助成・奨学金制度に関しては,日本学生支援機構、神戸大学基金による学生の海外派遣補助等があります。
  5. 以上は、平成29年度版のルールの原案です。交換留学の正式な応募要件については、適時、経営学部掲示板で発表します。

交換留学提携校

交換留学提携校一覧

留学経験者の声

KIBERプログラムでの交換留学体験について、実際に体験した学生の声を掲載しています。

●KIBERプログラム5期生 湯淺 沙吉子 さん
派遣先大学:WHU- Otto Beisheim School of Management
派遣期間:2016年9月~2017年5月

 KIBERプログラムを通じてドイツのWHU Otto Beisheim School of Managementというビジネススクールに留学させていただいた湯淺 沙吉子(ゆあさ さよこ)と申します。ここでは私が留学を決めた理由について書かせていただきます。留学に対して興味がある、もしくはしようと考えている方にとってこの記事が少しでも参考になればと思います。

 私が留学を決めた理由は3点あります。1つ目は自分の世界観を広げ将来の選択肢を増やしたかったという点、2つ目は自分の課題点を明白にしたかったという点、3つ目は人として豊かに成長したかったという点です。上記3点について現地での経験を織り交ぜながら書かせていただきます。

 留学中に日本ではできないような体験をすることで、自分の価値観を広げ将来の選択肢を増やしたいと考えました。日本では滅多に体験することができない例として留学先のWHU大学が開催するワークショップが挙げられます。そこでは一度に多くのドイツ企業と触れ合うことができるため、あなたの興味ある分野を仕事とする海外企業や日本企業が行っていないような事業を展開する企業などに出会うことができるかもしれません。つまり上記のような体験が自分の視野を日本から世界へと広げ将来の選択肢を増やすようなきっかけとなりえるのです。

 次に周囲の人たちと離れてレベルの高い海外大学に留学することで、人間面や勉強面の両面において自分の課題点を明白にしたいと思ったからです。国内のとりわけ近い距離にいると周囲からの援助を無意識に期待してしまうため、自分の中に甘えが出てきます。そのため自ら周囲の環境を構築する必要のある外国という地に身を置くことで、自分への課題点を明らかにしようと考えました。実際に私自身も人間面では家事から友人作り、勉強面では授業の予習復習からグループワークと様々な苦労をしてきたことで自分の改善点を整理することができました。それゆえ帰国後の今はそれらを意識しながら日々の生活を送ることができています。大学生という限られた時間を有意義なものにするためには、自分自身と見つめ合い課題点を明白にする時間を作ることは重要です。

 最後は様々な経験の積み重ねにより重みのある言葉を発する豊かな人へと成長したかったからです。留学を通して得ることのできる貴重な経験は自分の中に蓄積し、それらは人間的魅力を増す一生の財産となるでしょう。また経験したことのある人とない人ではそれに対する発言の重みは異なってきます。そのため私は留学先の国の周辺国に旅行へ行ったり、英語で行われるグループワークやプレゼンテーションを体験したり、留学生から自国の文化について直接学んだりなど様々な経験をしてきました。上記のような多様な経験のおかげで、思考範囲が国内から世界へと広がっただけでなく経験とリンクした考え方もできるようになりました。百聞は一見に如かず、百閒は一考に如かずという意味を実感することができます。

 上記3点の理由により私は留学を決めました。それらの目標を100%達成できたとは断言できませんが、留学を通して得たものは沢山あります。たった4年間という大学生活のうちの1年を留学に費やすことに気が引ける人はいるかもしれません。しかし人間の一生で考えるとたったの1年です。その1年がこれからの人生における転機となるかもしれません。それゆえ留学に少しでお興味があるもしくは行こうと考えている方、そして私の記事を最後まで読んでいただいた方、思い切って留学という一歩を踏みだしてみてはどうでしょうか?



●KIBERプログラム5期生 堀川 佳那 さん
派遣先大学:国立台湾大学
派遣期間:2016年9月~2017年6月

 台湾、台北にある国立台湾大学(NTU)に留学していました、堀川佳那です。私は、大学入学時から留学に興味があり、大学一年生の春休みにニュージーランドに語学留学に行きました。その時、カルチャーショックが大きすぎたため、帰国後、長期の留学は自分に向いていないと感じ、一時留学を諦めました。しかし、大学生という時間のある時にしか経験できない交換留学を諦められなかったこと、また、世界で最も母国語とする人の多い中国語に興味があったため、NTUへの留学を決断しました。

次に、留学を終えて、本当に台湾への留学を決断してよかったことを書かせていただきます。
 初めに、なんといっても中国語を習得できたことです。正直、中国語は渡航後0からのスタートで、本当に10か月で話せるようになるのか不安でいっぱいでした。台湾に住んでみると、中国語がわからないと一人で買い物もできないほど、中国語以外の言語が使われていませんでした。そのため、朝から晩まで中国語に触れ、生活することによって自然と語学が身につきました。大学の授業は英語で行われ、NTUの学生は英語が堪能な人が多く、留学生もヨーロッパからの学生が多かったため、英語と中国語の両方を学びたい人にとっては本当に良い環境だと思います。
 2つ目に、世界中から集まるたくさんの優秀な友人と出会えたことです。様々な国籍の友人と出会い、一緒に生活するという経験は、今までも、そしてこれからも二度とないような貴重な経験であったと思います。特に台湾は外食文化で、常に誰か友人と一緒にご飯を食べに出かけていたため、そのおかげで文化の違いや国民性を感じる機会が多かったです。朝ごはんから寝る前まで、たくさんの時間を共有したため、親友と呼べる人が世界中にでき、かけがえのないものとなりました。
 3つ目に、自分のやりたいことを、思いっきりできたことです。毎日の台湾人との言語交換や、テスト前の図書館での勉強、友達と夜中までおしゃべりなど、1日1日全てがとても充実していました。昼は英語での専門科目、夜は9時まで中国語の授業と、ハードな生活でしたが、「台湾人の友達と中国語のみで話せるようになる」という最大の目標達成のために、遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強するというとてもメリハリのついた生活を送りました。「ニーハオ」「シェシェ」しか知らなかった私でも、留学終了時には台湾人と普通に会話できる程の語学力を得ることができた達成感は計り知れないもので、同時にやればやるだけ結果がついてくるという自信にも繋がりました。

 最後に、交換留学中の就職活動について書かせていただきます。まず、留学先での勉強を最優先するために、渡航前の夏休みまでにあらかじめ興味のある業界・企業を調べました。渡航後は就職活動にかける時間があまりなかったため、受ける企業を絞り、数少ない企業でも内定を取るために、しっかりと自己分析や企業分析を行ました。就職活動が解禁になってからは、限られた企業の面接をSkypeや台湾支社で行い、無事第一志望の資産運用会社から内定を頂くことができました。大学三年生の秋からの留学というと、就職活動ができないのではないかという不安があると思いますが、グローバル化が進む中、Skype面接を取り入れる会社が多く、また、交換留学の経験は有利に働くので、あまり心配する必要はないと思います。ただ、日本にいない分、自分から情報収集をする必要があるため、常にアンテナを張っておくことが重要です。海外にいるからこそ現地の日本人駐在員の方と出会える機会も多くあるため、特に商社志望の人はOB訪問をすることも良いかもしれません。

 留学に少しでも興味がある人は、大学生という時間のある時に是非行ってみるべきだと思います。上記にも書きましたが、10か月間日本から離れ、違う文化に囲まれながら勉強することで得られる達成感や自信はとても大きいものです。言葉やホームシックなどの不安はたくさんあると思いますが、留学生活がスタートすると、なんとかなります。4年で卒業できるという貴重なプログラムを利用して、是非「交換留学に行く」という決断をしてみてください。



●KIBERプログラム3期生 下牧 みき さん
派遣先大学:WHU-Otto Beisheim School of Management
派遣期間:2014年9月~2015年4月

 ドイツのファレンダーにあるWHUに留学していた、KIBER3期生の下牧みきです。この体験談が今留学に行こうか悩んでいる人の後押しになる事を願って、私の経験について書かせていただきます。

 まずは私が留学することに決めた理由についてです。留学に行くと聞くと、皆何かしら大きな野望や夢(例えば海外で将来は働きたいという夢であったり、将来ビジネスを起こすという野望であったり)を持っているようなイメージがありますが、私が留学を決意した理由は、「何かよく分からないけれど、このまま留学に行かずに卒業したら将来絶対に後悔する」という直感でした。とにかく自分の直感を信じてがむしゃらにTOEFLの勉強をし、無事第一希望であったドイツのビジネススクールに留学が決定しましたが、留学するまで海外に全く行った事が無く、それに加えてかなりの人見知りなので無事に生きていけるかどうかすごく不安でした。しかしいざ留学から帰ってきて振り返ってみると、やはりあの時にした留学に行くという決断は正しかった、自分の直感は間違っていなかったのだと胸を張って言えます。

 私が留学に行くという決断は正解であったと思う理由は大きく分けて3点です。1点目は人見知りを少し克服できたことです。私は先に述べた通り、非常に人見知りで初対面の人とコミュニケーションを取るのが得意ではありませんでした。しかし留学中は常に新しい人との出会いにあふれていて、初対面の人と沢山交流するうちに場慣れしていき、最終的にはあまり苦に感じないようになりました。もちろん、思うようにコミュニケーションがとれず自己嫌悪に陥った事も多々ありましたが、留学が終わる頃にはあれだけ多くの初対面の人と英語で関係を築いたのだという自信がつき、以前よりも人と話すのが苦でなくなりました。2点目は英語力が向上した事です。留学に行く前は、自分の発音の悪さがコンプレックスで、通じないことを恐れて積極的に話す事ができませんでした。しかし、留学に行くと嫌でも話す事になるので、英語を話すという行為が日常化し気後れなく話せるようになり、フライトの変更等も電話で行えるようになりました。スピーキングが致命的に苦手だったため、英語で滑らかにコミュニケーションをとれるようになったというのは非常に大きな進歩だったと思っています。3点目は貴重な経験を沢山できた事です。留学に行く前は、学校に行って、部活に行って、勉強して、時々アルバイトをして、時々友達と遊んで…という日常の繰り返しをしているだけでしたが、ドイツに行ってみるとすべての物が真新しく見えて、最初の頃は電車に乗るだけでも興奮していました。週末は沢山旅行に行き、沢山の国の文化を経験する事ができました。晩には友達の部屋に行って料理を持ち寄ったり、夜遅くまで一緒に映画を観たり、テスト前には夜通し図書館にこもって勉強したり、”study hard, play hard”の精神でやりたい事を満喫しました。留学に行く事によって、異文化の蓄積が自分の中にでき見識が広まりましたし、何気ない時間の大切さを再認識できたと思います。

 おそらく、KIBERのページにたどり着いてこの体験談を読まれている方は留学に大なり小なり興味を持たれているのだと思います。今、もし留学をするかどうか悩んでいるのであれば、私はぜひ行くべきだと思います。お金の問題や、言語の問題、時間の問題等々留学への障壁は沢山あるかもしれません。私も行くまでは、「私のような海外に今まで行ったことのない人見知りな人間がドイツで生きていけるのか」、「お金がかかる」等々不安に思っていました。しかし行ってしまえば人間関係や言葉は案外どうにかなりますし、お金に関しても様々な奨学金制度があります。最後のまとめになりますが、大きな夢や野望のために留学したい人はぜひ行ってください。世界から集まった優秀な学生達と出会えます。海外が大好き、旅行が好き、という人もぜひ行ってください。実際にいろいろな所へ赴くことによりまた新たな発見が出来ます。そうでなくて、海外が特段好き、英語が好きというわけではないがなんとなく気になるという人々もぜひ留学に行ってください。楽しいことばかり!とは言いませんが、人生の宝物のような経験が出来ます。



●KIBERプログラム2期生 田中 優祐 さん
留学校:ワシントン大学 フォスター経営学部
留学期間:2013年9月~2014年6月

初めまして、2013年~2014年にかけて米国ワシントン大学に留学をしておりました、田中優祐です。私は大学1回生の夏休みに米国のスタンフォード大学などを旅行で周り、そこで現地の大学生がいかにハードに勉強しているかに衝撃を受け、経営学部の交換留学プログラムを通して留学することを決意しました。
私の留学体験を振り返って、本当に行ってよかったなと感じることは、キャリア、友人、自己成長、楽しい思い出、この4つに集約されると思います。
まずキャリアですが、ワシントン大学ではどの授業でも大量の宿題とグループワークが出され、日夜そのための準備にクラスメイトと一緒に励むことになります。一番印象的だったのは、アントレプレナー(起業家)育成のクラスで、大学が率先して、起業家を増やそうと取り組んでいました。そのクラスで出会った、世界中から集まる大きな志を持った同世代のクラスメイトとの出会いやプロジェクトを通して、「絶対将来は米国で世界中から集まる優秀な人たちに揉まれて勝負してみたい」という強い思いが生まれました。そして私は今、米国サンフランシスコで無事に自分のファーストキャリアを始めることができました。これも全て留学での経験によって自分の進みたい方向性が明確になったことがきっかけだと感じています。
2つ目ですが、授業のプロジェクトや放課後のパーティ、スポーツなどを通してたくさんの思い出を共有した友人は一生モノとなりました。アメリカ人だけではなく、フランス人、ポーランド人、スペイン人、台湾人、韓国人、などなど世界中に仲の良い友達ができたことは僕の一生の財産です。ワシントン大学の学生、留学生は優秀な人ばかりで、卒業後彼らは誰もが聞いたことがある企業、Google ,Facebook, Amazonなどで働き始め、そういった企業で働くとはどういうことか、その国の事情はどうなっているのか?などを知ることができるのも全て留学のおかげだと思います。
次に自己成長ですが、無論英語漬けの生活なので、英語は伸びますが、英語以外にも、あの大変な授業を全て英語だけでやってのけた、という自信や、いろんな国の文化を知れたことは、大いに自分の成長につながったと感じています。
最後に、なによりも、母国を離れ、世界中から集まる同世代と一緒に授業を受け、課題を行い、テストが終わったらパーティをする、ということは最高の思い出だったと感じています。大変な時もありましたが、今となっては全て良い思い出です。
留学に興味がある、異文化に触れてみたい、なにか今の自分を変えたいと考えている経営学部の学生の方も、留学は間違いなく life-changing experience だと思いますので、是非挑戦してみてください。