日本会計研究学会 第74回大会
2015年9月5~8日

 第74回大会は、2015年9月5日(土)~9月8日(火)に、「会計研究のフロンティア」を大会テーマとして、神戸大学を中心に、神戸国際会議場および神戸ポートピアホテルにおいて開催の運びとなりました。本大会のスケジュールは、以下の予定です。

お知らせ

ご挨拶

会員各位

 会員の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 さてこのたび、神戸大学において、日本会計研究学会第74回大会を開催させていただくことになりました。伝統ある日本会計研究学会の大会を34年ぶりに本学で開催できますことを、誠に光栄なことであると存じております。

 当時と比べ、会計学研究をめぐる状況は著しく様変わりしました。企業経営の国際化に対応した会計とその研究のグローバル化や、情報処理技術の進化に伴う財務情報の伝達と利用の高度化、ならびにそれを前提とした研究手法の開発などが、会計学の研究に対して特に大きなインパクトを与えてきたように思います。次々と出現する新しい研究課題に対して私たちは果敢に取り組むとともに、古くから議論されてきた会計学の伝統的な論点についても、論理の高みをめざした高度化や論点を掘り下げた議論の深化など、学会を挙げて研究が推進されています。

 そのような創造的活動で最も尊重されるべきは、研究の独創性であることに異論はないはずです。その意味ですべての研究者は各自の研究領域とトピックスについて、先行研究に何かを付加することによって、フロンティアを切り拓く役割を担っているといえるでしょう。こうした問題意識のもと、第74回大会の統一テーマは「会計研究のフロンティア」としました。今回の大会において、研究上のフロンティアに対して多くのチャレンジが行われ、 会計学がさらなる発展・進化をとげていく契機となることを願っています。

 本大会では、コロンビア大学のStephen H. Penman 教授を招待し、特別講演会を企画しています。みずから多数の独創的な研究論文を発表するとともに、学術誌の編集や査読を通じて、アメリカ会計学会のみならず国際的にも会計研究を先導されてきた同教授の講演から、われわれは多くのことを学びたいと思います。

 このほか、IASB/ASBJ による特別企画のセッションを設けることにより、グローバル環境の中で会計研究の貢献が求められている領域でのパネルディスカッションを予定しています。さらに海外研究者との交流の場として、韓国、台湾からの研究者による報告に加えて、日本の会計学者による英語での報告を行う国際セッションも、例年どおりに企画しています。

 本年は、学会の会長、評議員、学会賞および太田・黒澤賞審査委員の選挙の年にあたっています。9月6日と7日に投票を行いますので、会員の皆様にはぜひ投票していただきますようご案内申し上げます。

 本大会の各報告につきましては、日本公認会計士協会の継続的専門研修制度におけるCPE 認定研修(CPE 研修コード:2001, 2099, 2101, 2103, 3107, 5111)として承認されております。多数の皆様の参加をお待ち申し上げます。

 最後に、本大会の後援をしていただいた神戸大学大学院経営学研究科および経済経営研究所をはじめとして、大会の開催にあたりまして多大なご支援とご協力をたまわりました関係各位に厚くお礼申し上げます。

2015(平成27)年7月1日

委員長
桜井 久勝
委 員
中野 常男
山地 秀俊
後藤 雅敏
 
鈴木 一水
國部 克彦
松尾 貴巳
 
三矢  裕
與三野禎倫
音川 和久
 
梶原 武久
榎本 正博
清水 泰洋
 
堀口 真司
髙田 知実
北川 教央
 
三輪 一統
藤山 敬史

会場アクセス

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