2026.02/03研究・育成支援

第4回中小M&A研究教育センター助成【懸賞論文部門】に応募のあった論文より、2025年度MAREC懸賞論文賞金賞、銀賞、銅賞各1組が決定いたしました。

第4回中小M&A研究教育センター助成【懸賞論文部門】に応募のあった論文より、2025年度MAREC懸賞論文賞金賞、銀賞、銅賞各1組が決定いたしました。(2026年1月8日)

MAREC論文賞
【金賞(1論文:20万円/企業視察)・1組】

 論文題名:「中小企業M&AのPMIにおける無形資産をめぐる判断とプロセス」
  代表者:築田 誠さん(神戸大学大学院専門職学位課程(MBA)M2)
  共著者:竹内 紹寛さん(神戸大学大学院専門職学位課程(MBA)M2)
      小林 知法さん(神戸大学大学院専門職学位課程(MBA)M2)

【銀賞(1論文:10万円/企業視察)・1組】
 論文題名:「非上場コングロマリットにおける非関連多角化戦略の妥当性」
  小宮 拓さん(神戸大学大学院専門職学位課程(MBA)M2)

【銅賞(1論文:5万円/企業視察)・1組】
 論文題名:「先代経営者による組織に対する退出後の貢献と後継者による先代マネジメントの可能性に関する探索的研究-同族承継事例から導く中小企業のM&Aへの示唆-」
  代表者:地引 愛里子さん(神戸大学大学院博士課程前期課程(M2))
  共著者:迫田 裕紀さん(神戸大学大学院博士課程前期課程(M2))

審査結果
日本M&Aセンターホールディングスの審査員と中小M&A研究教育センターに所属する経営学研究科教員で審査を行ったところ3論文を金賞、銀賞、銅賞とする結論にいたった。

築田 誠さん(代表者)らの論文は、中小M&AにおけるPMIについて、無形資産の評価に焦点を当てて分析しているところが興味深い。また、4つの視点からの先行研究の整理、無形資産を重視する3社の分析を通じたアプローチ、結果の解釈なども興味深く、金賞とすることを審査委員会で決定した。中小M&AにおけるPMIについて、研究を進展させていただくことを期待したい。
小宮 拓さんの論文は、非上場企業を対象にコングロマリットディスカウントの分析を行っている課題設定が興味深い。サンプル選択の妥当性については疑問があるものの、先行研究の課題と中小M&Aにおける実務的課題を十分に捉え、優れた着眼点による研究との評価に至り、銀賞とすることを審査委員会で決定した。非上場コングロマリットを対象とした研究を進展させていただくことを期待したい。
地引 愛里子さん(代表者)らの論文は、ファミリービジネスの事業承継の分析において、退出する先代の経営者に焦点を当てた研究として興味深い。取り上げている事例の分析やそこから導き出される結果の貢献も評価できる。ただ、中小企業のM&Aへの示唆については論じているものの、懸賞論文の課題であるM&Aと関連が希薄であり本懸賞論文に適切でないとの意見もあったことから、銅賞とすることを審査委員会で決定した。

以上

2026年2月3日
中小M&A研究教育センター長 忽那憲治



研修(日本M&Aセンター東京本社視察)
2026年3月、第4回中小M&A研究教育センター助成【懸賞論文部門】にて入賞者が、日本M&Aセンター東京本社の視察予定。