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アントレプレナーとベンチャーキャピタリストのためのベンチャーファイナンス実践塾





氏名
今村 昌樹
所属
株式会社AIVICK.Japan  開発部マネージャー
志望動機
弊社は、Webシステム開発、業務系システム、WEBデザイン・コンテンツ制作を主な業務としております。入社当初からITエンジニアとして業務を行ってきました。開発部の責任者となり、新たな分野への成長戦略と自社製品開発への事業モデルの転換を目標としておりますが、売上を維持するための受託開発業務に追われ、模索しています。今後の事業の成長を考えると、現状を見つめ直し、新しいビジネスプランを立て、目標を社員で共有し実行することが必要と考えております。ビジネスプランニングやファイナンスに関する知識・経験不足を感じていたところ、弊社代表より勧めがあり、今後の弊社の発展に必要と感じ、本実践塾へ参加させて頂くことになりました。 多様な業種の方々との交流を通じ、自分自身の見地を広げていきたいと考えています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

氏名
小林 正人
所属
株式会社AIVICK.Japan 
志望動機
弊社では、およそ1年前から、人間としてまず何が正しいのか、人間としていかにあるべきかという考え方や判断基準を身に付けられるように、勉強を行っております。私はその中で、利他の心と世のため人のために尽くことの大切さに気づかせて頂きました。 これまでは、あらゆることに対して不平・不満ばかり言い、利己のことばかり考えていたどうしようもない私ですが、少し改心できたのでしょうか、今は世の中のために尽くしたい、恩返ししたい気持ちで一杯です。 まずは、自分達が得意とするソフトウェア開発やデザイン開発などのIT技術を活かして、世の中の問題解決や、困っている方々のお手伝いをさせて頂くための新規のサービスを立ち上げたいと考えております。 きちんとサービスを立ち上げて、永続的なサービスを提供させて頂くためには、熱意だけではなく、戦略・戦術・ファイナンスの知識が必要不可欠だと思いました。きちんとした知識を身につけて、この気づきを与えてくれた実践塾8期生の弊社代表と共に、様々な問題解決に取り組みたく、精一杯勉強させて頂きたいと思います。

氏名
木内 達也
所属
新日本有限責任監査法人 
志望動機
最近、監査法人も先行投資という意味でアーリーステージの会社からサポートする動きになっていますが、私もとうとうスタートアップまで担当するようになってしまいました。スタートアップの会社に会計や税務の話など響くはずもありません。まずは資金です。公認会計士として20年のキャリアがありますが、アントレプレナーファイナンスについては、ほとんど無知であることがわかりました。「お金はどうやって調達すればいいんでしょう?」と相談された時には本当に無力感を味わいました。今回実践塾で基礎から学び、今までの経験と合わせてアントレプレナーファイナンスについて体系的に語れるようになるのがゴールと考えています。

氏名
右田 高有佑
所属
株式会社 鯖や / サバ博士
志望動機
神戸大学MBAを卒業された方から、MBAの話を色々と聞いており、経営者として学ぶべき内容が沢山あると進められておりました。実際、MBAには大変興味はありましたが、2年間の通学と、週2回の勉強時間を確保することが難しいと思っていた時に、忽那先生と出会いました。 忽那先生から「経営者は忙しいので、MBAのショートコースみたいなものがあるからどうですか?」と勧められ、入塾を決めました。投資回収・成長戦略、新規株式公開(IPO)や、M&Aにとても興味があります。

氏名
右田 孝哲
所属
株式会社 鯖や 
志望動機
社長の兄より、「神戸大学MBAを卒業された方から、MBAの話を色々と聞いており、経営者として学ぶべき内容が沢山ある」と勧められました。MBAには大変興味があり、今回いい機会だと入塾を決めました。投資回収・成長戦略、新規株式公開(IPO)や、M&Aにとても興味があります。

氏名
奥田 尚子
所属
株式会社ファミリア 執行役員 サポート本部総務部長
志望動機
弊社は1950年創業の子供服製造小売業で今年64年目を迎えます。現在、第二創業期として「100年企業」を目指すべく中長期計画をすすめております。が、一方で子供服市場の縮小化は否めず、競争戦略のみならず新たなカテゴリー・市場への成長戦略が不可欠と考えられます。そのような状況において事業案と共に重要であるのが「資金」に関する計画と戦略であると認識しております。しかしながら、私自身「ファイナンス」に関する知識が乏しい事と、長年の不況による「投資」に対する委縮や判断力不足が否めません。また、私のみならず弊社社員の傾向としてもファイナンスに関する意識が低い事も実感しております。 今回、実践塾に参加させていただき、まずは私自身ファイナンスに関する知識を習得させていただくと共に、成長・投資戦略に関しご教授いただき、弊社100年企業への橋渡しができればと考えております。 何卒よろしくお願い申し上げます。

氏名
小山 修平
所属
eConnect Japan 株式会社 代表取締役CEO
志望動機
私は工業高等専門学校を卒業後、海外留学を経て23歳で起業し現在に至ります。いままでの過程でファイナンスに関して学んだことは殆どなく、今回の受講を機に、今後起業家として歩んでいくときに知っておくべきこの分野に少しでも強くなれればと思い受講を決意しました。 特にテクノロジーの分野では昨今、資金調達やVC、エンジェル投資家、IPOなどなどファイナンスに関するワードをニュースなどで目にすることも多く、ファイナンスの深い知識を持ってこういった情勢を様々な角度や視点から捉えられるようになりたいとも思っています。 どれだけ自分の知らない知識を習得できるか、またそれらがどれだけ実践的かつ実務的か、講義が楽しみです。

氏名
高岸 実良
所属
阪急電鉄 不動産開発部
志望動機

氏名
村上 孝行
所属
スペクトロニクス株式会社 品質保証と生産管理の責任者
志望動機
弊社『スペクトロニクス株式会社』はレーザ光源及び周辺機器の製造/販売を手がけるベンチャー企業です。現在、会社は新規事業とともに大きな変化を迎え、それに伴い、業務形態もスピーディに変わりつつあります。この変化を確実に捉え、チャンスに変えていくためには、これまでの商品開発と平行し、安定した資金の確保が課題のひとつとなります。 これまで私は品質保証あるいは生産における管理業務を中心に行ってまいりました。時には経理指標に触れる機会もありましたが、その範囲は限定的で与えられた数字に対する対応が中心でした。本来、数字の根拠や成り立ちを理解していれば事前に策を講じることができ、問題の顕在化や対応の加速にも役立つはずです。『アントレプレナーファイナンス実践塾』では資金調達の成り立ちや事業戦略についての考え方を今まで以上に理解を深めることによって会社の繁栄に貢献できる力を身に付けたいと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。

氏名
萬成 力
所属
ハイアールアジアインターナショナル株式会社 執行役員CFO
志望動機
弊社は、2012年に三洋電機よりハイアールに売却された白物家電事業が母体となった会社です。ハイアールは白物家電では5年連続でNO1(ユーロモニター調査)の会社ですが、圧倒的シェアを誇る中国市場と比較すると、海外での知名度はまだまだです。ハイアールは、三洋から、念願であった日本の白物家電の技術と日本とアジアの販売網を買うことにより弱みの部分を補強した訳です。  ハイアールは、昨年末より、従来の中国本社中心の経営から、世界各地域毎が自立する経営へと大きく舵を切りました。これに伴い本社の副総裁が担っていた役割を、今年の始めに外部より招聘した日本人の経営のプロが担うことになりました。自分の夢はこの会社を上場させること、彼が居れば自分たちの手で夢を叶え、希望を持って、我々の未来を創っていくことができるかもしれない。初めてその夢が現実味を帯びてきたのです。  我々の経営チームは日本人、中国人、アジア人の混成チームで、強みは其々の歴史・文化・言語・価値観の多様性です。我々の目標は、アジアの人たちと一緒に成長し、アジアを代表する会社・ブランドになることです。  まだまだ資金面など、中国本社に頼ってはいますが、開発・製造・販売機能が揃っていて「三位一体」を実現できるのは、我々をおいて他にはありません。 このチャンスを捉えて、冷蔵庫・洗濯機などの白物だけに頼らない新たな商材、ルートを開拓し、東南アジアならではのユニークな、新しいビジネスモデルを確立して、顧客・株主を初めとするステークホルダー価値の向上に努め、上場を目指してゆきたいと考えています。  そのためには、CFOや財務部門が果たすべき役割が重要です。 1. 我々が地域として独立したガバナンスとコントロール体制を確立。 中国本社はまだまだ心配で仕方がないので、何かあったら、すぐに本社に報告が上がるシステムを作り上げることで、本社からの信頼感を醸成したい。我々のCEOを守り、戦略の立案から経営までのフリーハンドを中国本社から獲得したい。 2. ストーリーと数字で経営を語れる財務部門になる。 我々はスコアキーパーから脱し、経営数値の分析から未来予測、取り得る戦略の評価やアドバイスを通じて各子会社や、連結経営に貢献できる財務部門になる。 3. CEOの想いや施策・構想を理解しながら、並行してバックアッププランを持ち、いざと言う時に、会社が危機に陥る前にCEOをストップできる財務部門になる。 4. 成長戦略の中でIPOを実現させる。 IPOを実現させるために、社外専門家との連携を深めつつ、常に社外の目、市場での評価を意識しながら、上場会社に相応しい専門性を有する財務分門になる。 上記の役割を果たすため、今までの自分のキャリアとして、不足している部分を、実践塾で学ぶことで充足、上場に向けての準備を加速したいという思いで応募しました。

氏名
成田 收彌
所属
株式会社キャッスルホテル 常務取締役総支配人
志望動機
ホテル業はサービス産業であり、装置産業でもあり、所有をするのであれば不動産業でもあります。生産性を維持するためには修繕の長期計画が、競争力の維持には家具、什器、備品、内装等の更新のための準備金が必要となります。そして売り物となる客室や宴会場、レストランの客席などは、一日に売ることのできる上限が、あっさりと頭打ちになる程度に定まっており、翌日に売れ残りがあったとしても数を持ち越せないといった特徴があります。 従業員の所得の向上を実現しようとすると、当然長期的な売上の上昇が必要ですが、先の特性上、数ではなく単価を向上させてゆかなければなりません。ブランディングによる付加価値の増大も試みましたが、不動産の特性上、ターゲットとなるエリアを検討することも困難でした。 そんな中、平成21年6月に総務省より通知された『第三セクター等の抜本的改革等に関する指針』に沿って、経営状況が悪く、地方公共団体が損失補償等を行っている第三セクターが、民間企業に売却されるようになりました。その中には名前の通ったホテル、宿泊施設に含まれており、公募資料を見る限りでは改善の余地があるように思える物件も少なくありませんでした。 ホテルの買取りとなると、当然ですが大きな資金需要が出ますし、購入した物件に新たに価値を付けるための投資、回収計画を要します。 現在弊社は新たに宿泊施設を先の内容で購入し、2014年4月より運営しております。しかし、ここまでファイナンスに関して何も学ぶことを専門的な学問としては経験せずに今日に至りました。最近では独学や相談だけでは心許ないように感じており、この『アントレプレナーファイナンス実践塾』への参加を志望致しました。よろしくお願い申し上げます。

氏名
川原 拓馬
所属
株式会社シザコンサルティング 代表取締役
志望動機
志望動機は2つあります。 一つ目は、以前に忽那先生のビジネスプランニング実践塾を受講して大変ためになったことです。その上級編である本コースもいつか受講したいと漠然と考えていました。 二つ目は、自社のビジネス展開を考えるにあたり、ファイナンス知識の必要性が増してきたことです。 私の会社はコンサルティングの会社です。企業のキャッシュフロー改善(資金繰り、業績改善)や、マネジメントの仕組み作りの支援をしております。 私は金融機関出身であり、資金調達やリスケの支援、そのための資料作りや銀行交渉なども多く手掛けています。従って、資金繰り、間接金融、キャッシュフローといった概念はよく理解しているつもりです。一方で、直接金融や企業価値といった領域においては、正直言って基礎的な知識から不足していると感じていました。 そのような中、弊社では現在、今後の事業展開として、アドバイザーとしてだけではなく、資本、経営に参画するような支援のあり方を検討しています。この機会にファイナンスを勉強し直し、事業展開を具体化していきたいと考えています。 どうぞよろしくお願い致します!

氏名
名田 秀彦
所属
パナソニック株式会社 コーポレート情報システム社 プロセス革新センター 企画総括担当
志望動機
仕事で新規事業とは直接接点はありませんが、2010年に神戸MBAで勉強して以来、ベンチャーキャピタルや投資家目線での事業評価、それらにかかわるアントレプレナーを中心とする人々の世界に関わりたいと思うようになりました。 仕事では社内情報システムの企画や事業支援のサービス提供を行っています。製造業のサービス事業開発の視点でのITの貢献や社内向け間接業務自身の市場性や事業性を高める視点でのヒントが得られれば、とまずは考えています。たとえば製造業とサービス業の接点という視点で新たなヒントがあるのではないか?社内業務の新たな付加価値を見出して事業として活性化するシェアードサービスや業務アウトソーシングといった手法が取られていますし、自社の機器を活用してお客様企業のサービスプロセスを改善するソリューション提案といったことが上げられます。 またサービス事業においての製造業化という点では工程のムダトリなどの視点での合理化ノウハウ活用でサービス業の効率を上げる手法は多く取られている事例かと思います。 日本においても雇用の流動性が高まり大きな受け皿としての元気な企業が増えることは大変良いことだと思いますし、自ら雇用できる事業者になることができればさらに素晴らしいし、そのような事業者に資金提供できる投資家になれれば最高だと考えています。 よろしくお願いします。


受講後の感想







開催趣旨

ベンチャー企業のアントレプレナーは、不確実性の高い事業環境下で高度な経営的意思決定を行うために、ビジネスプランニングとそのためのファイナンスに関わる知識の習得が不可欠です。もちろん、こうした知識は独立系ベンチャー企業のアントレプレナーのみに求められるものではなく、企業のなかで新規事業を創造するコーポレート・アントレプレナーや、大学発ベンチャーを経営するアカデミック・アントレプレナーにとっても不可欠なものです。いくらすばらしい事業アイデアや技術を持っていても、ファイナンスの知識なくしては、成長のための資金を調達することも、株式公開に向けた有効な資本政策を考えることもできません。ベンチャー企業に資金を供給するベンチャーキャピタリストにおいても、投資先企業に対して付加価値の高いサービスを提供するためには、ビジネスプランニングやファイナンスに関する理論に基づいた行動が重要です。
しかし、こうしたファイナンスに関する知識を、多忙を極めるアントレプレナーやベンチャーキャピタリストが、日常の業務の中で自ら時間をねん出し学習することは容易ではありません。アントレプレナーファイナンス実践塾では、株式公開を目指している成長期にあるベンチャー企業のアントレプレナーと(可能であれば、御社において企画・財務を担当している役員(CFO)と一緒に参加することを推奨します)、若手中堅クラスのベンチャーキャピタリストを対象に、ビジネスプランニングから、ベンチャーキャピタルの投資を経てIPOに至るまでの一連のプロセスにおけるファイナンスの基礎知識を習得してもらうことを第1の目的としています。
アントレプレナーファイナンス実践塾は、このような基礎知識の習得にとどまるものではありません。習得した基礎知識を元にして、グループ討議と全体討議を通じて、指定した実践的課題に関して意見交換を行います。こうした討議を通じて、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストの両者にとって好ましいファイナンスの在り方は何かについて分析・研究することが第2の目的です。
 第6回目の最終講義では、アントレプレナーにビジネスプランを発表してもらい、ベンチャーキャピタルからの実際の資金調達につながる可能性を追求します。こうした討議を通じて、アントレプレナーにとっては、自社のビジネスモデルを練り直すための貴重な機会となるでしょう。ベンチャーキャピタリストにとっては、ファイナンスの理論を基礎にした、ベンチャー企業に対するアドバイス能力を高めるための訓練の機会となるでしょう。  

参加するアントレプレナー、CFO、ベンチャーキャピタリストにおいて、現状の知識レベルには差があるかもしれません。しかし、初級、中級、上級レベルのテキストとして何を読めばよいのか、どのようなプロセスを経てレベルアップを図れば自らの知識の向上が達成できるのかについて、よくわからず困っている人も多いかもしれません。アントレプレナーファイナンス実践塾では、参加者のレベルに応じて、「どのようなテキストを使って、どのように勉強すればよいのか」という疑問に対しても、丁寧に指導していきます。
最後に、アントレプレナーファイナンスの実践においては、アントレプレナー間、ベンチャーキャピタリスト間だけではなく、アントレプレナーとベンチャーキャピタリスト間でネットワークを構築しておくことが、将来の事業展開において貴重な資産になります。アントレプレナーとベンチャーキャピタリストの人的ネットワークの形成、お互いが高い目標に向かって高めあうことのできるコミュニティを構築することも、アントレプレナーファイナンス実践塾の大きな目的です。

対象者

アントレプレナーファイナンス実践塾は、下記に示すようなアントレプレナーとベンチャーキャピタリストを主として対象としています。ベンチャー企業を対象としているコンサルタントや税理士・会計士の方も対象としています。

(1)アントレプレナー(御社のCFOを含む)

  • 将来急成長を達成し、株式公開を実現したいと思っているが、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 企業を成長させるためにベンチャーキャピタルから資金を調達したいと思っているが、どのような点に注意して資金を調達すればよいのかよくわからない方。
  • 自社のビジネスモデルが成長可能なものなのかをチェックしたいが、そのためにどのような点に注意してチェックすればよいのかよくわからない方。
  • 大企業のコーポレートベンチャーとしてベンチャー企業の経営を担当することになったが、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 大学発ベンチャーとして企業を立ち上げたが、技術のことはわかっても、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 独自の方針でこれまで成長を模索してきたが、他のアントレプレナーやベンチャーキャピタリストから幅広く意見を聞いて、ビジネスモデルをもう一度再検討したいと感じている方。
  • 今後の自社の成長戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得した財務担当役員を育成する必要があると感じている方。
(2)ベンチャーキャピタリスト
  • 大学を卒業して大手ベンチャーキャピタルに就職したが、ファイナンスについての理論的な知識が十分に習得できていないと感じている方。
  • 銀行本体で長らく融資業務に携わってきたが、子会社の銀行系ベンチャーキャピタルに勤務するようになったものの、ファイナンスの理論的な知識が不足していると感じている方。
  • 大手製造業で長らく営業等の業務に携わってきたが、コーポレートベンチャーキャピタル部門に勤務するようになったものの、ファイナンスの理論的な知識が不足していると感じている方。
  • 独自の方針でこれまで投資を実施してきたが、アントレプレナーや他のベンチャーキャピタリストから幅広く意見を聞いて、自らの投資の在り方をもう一度再検討したいと感じている方。
  • 今後の自社の投資戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得したベンチャーキャピタリストを育成する必要があると感じている方。

プログラム

アントレプレナーファイナンスの先進国であるアメリカでは、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストがともに、ビジネススクールでアントレプレナーシップに関する幅広い知識を習得した後に、実践で経験を積み活躍しています。多くのアントレプレナーやベンチャーキャピタリストがMBAホルダーであることからも、アメリカの進んだ実態を伺うことができます。一方、わが国の場合は、こうしたアントレプレナーシップに関連する基礎知識を大学のMBAで習得したうえで、実践で活躍している人はむしろ少数派であるといえます。
とはいえ、2年近くの期間も実践を離れてMBAで学習することは、多忙であるアントレプレナーやベンチャーキャピタリストにとっては、現実問題としてとても難しいといえます。アントレプレナーファイナンス実践塾では、MBAのアントレプレナーファイナンスの講義や演習で提供されている内容を、6カ月程度の短期間で習得できるように、基礎知識の習得(個別講義)と、実践へのフィードバックが可能となるように参加メンバー間での意見交換(グループ討議と全体討議)を組み合わせて、プログラムを設計しています。
講義では、エクセルを使いますので、ソフトウェアがインストールされたノートパソコンを持参して参加して下さい。

個別講義
第1回
ビジネスモデルの検討
優れたビジネスプランとはどのようなものか。
第2回
財務モデルの作成とリスク分析
ビジネスプランのリスクをどのように分析すればよいのか。
シミュレーションの技術を使って、どのようにリスク分析を実践すればよいのか。
第3回
リスクキャピタルの調達とバリュエーション
アントレプレナーは資金を一度に調達した方がよいのか、数回に分けて調達した方がよいのか。
ベンチャーキャピタリストはどのような点に注目して投資決定を行うのか。
ベンチャー企業のバリュエーションを行う方法にはどのようなものがあるのか。
投資を行う前の価値評価(プレマネーバリュエーション)はなぜ重要なのか。
第4回
ディールストラクチャー
ベンチャーキャピタル業界において用いられる投資条項にはどのようなものがあり、それぞれどのような意味があるのか。
ベンチャーキャピタルとの投資契約において、アントレプレナーは何に注意をすればよいのか。
ベンチャーキャピタリストとアントレプレナーの両者にとって好ましい投資契約にするためには、どのような点をお互い考慮する必要があるのか。
第5回
投資回収・成長戦略としての新規株式公開(IPO)とM&A
新規株式公開のコストはどの程度なのか。
新規公開企業の公開価格は、どのようなプロセスを経て決定されるのか。
新規株式公開にあたって、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストはどのような点に配慮しておく必要があるのか。
第6回
ベンチャー企業他のビジネスプランのプレゼンテーション(13:00-18:00)
アントレプレナーが自社のビジネスプランを発表し、全体で意見交換する。
総括

【参考図書】
■リチャード・L・スミス、ジャネット・K・スミス著(山本一彦総監訳、岸本光永、忽那憲治監訳)『アントレプレナー・ファイナンス』中央経済社、2004年。
■忽那憲治、山本一彦、上林順子編著『MBAアントレプレナー・ファイナンス入門』中央経済社、2013年。
■忽那憲治『IPO市場の価格形成』中央経済社、2008年。
■忽那憲治『中小企業が再生できる8つのノウハウ』朝日新聞出版、2010年。

グループ討議
 4名程度で1グループを編成し、個別講義で習得した基礎知識を元にして、講師が設定したテーマについて分析・意見交換を行います。 議論するテーマについては、講師が当日設定します。

全体討議
 グループ討議を受けて、全体討議を行います。


スケジュール

開催日
2014年10月スタート15年3月修了
<大阪会場>
第1回 10/11(土)
第2回 11/8(土)
第3回 12/13(土)
第4回 1/10(土)
第5回 2/14(土)
第6回 3/14(土)
   

開催場所
大阪グランフロント

講義時間  全6日(土曜日開講・1日8時間10:00-18:00:1時間昼食休憩)

費用等


募集人数
アントレプレナー、財務担当役員(CFO)、新規事業担当者、ベンチャーキャピタリスト、コンサルタント、税理士・会計士、弁護士他 合計15名程度

費用
参加費 1人20万円(消費税別)
※初回開始までに全額納入をお願いします。

必要書類
以下3点を添えて申込をお願いいたします。
(1)履歴書
(2)参加動機(A41枚程度)
(3)事業内容がわかる会社パンフレットもしくはウェブのアドレス

申込期限
2014年9月12日(金)

修了証書
アントレプレナーファイナンス実践塾の修了者には、現代経営研究所から修了証書を授与します。

事務局 : 特定非営利活動法人 現代経営学研究所(RIAM)
神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学経営学研究科第3学舎内
担当:若命(わかめい)
E-mail:bi@riam.jp  TEL:078-803-6985  FAX:078-805-1624

現代経営学研究所(RIAM)の詳細は、HP<http://www.riam.jp/>をご参照下さい。