CSRの基礎

著者名 國部克彦(編著),神戸CSR研究会(編)
タイトル 『CSRの基礎』
出版社 中央経済社 2017年5月
価格 3240円 税込

紹介

本書はCSRの広範な領域を少しでも見通しをよくするために,入門書として執筆したものである。CSRの主体は,文字通り,企業と社会である。しかし,企業と社会の利害は常に一致するとは限らない。むしろ,両者が相反することが多いためCSRが必要になると理解するほうが正しいであろう。相反する利害をいかに調整して,共通の価値を追求するかが,現在問われているのである。したがって,CSRも企業からの視点と社会からの視点の双方からアプローチすべきであろう。そこで本書では,第Ⅰ部「企業からみたCSR」では企業の視点を,第Ⅱ部「社会からみたCSR」では社会の視点を,それぞれ採用して,「企業と社会の新しいあり方」をさぐることを目的としている。

本書は,國部克彦神戸大学教授と神戸CSR研究会のメンバーのとの共著である。神戸CSR研究会は,國部教授が指導していた神戸大学MBAプログラムのゼミが始まりであるので,本書は神戸MBAプログラムの社会貢献の一部でもある。

目次

第Ⅰ部 企業からみたCSR
第1章 CSRとガバナンス
第2章 CSRと戦略・マネジメント
第3章 CSRとマーケティング
第4章 CSRとリスクマネジメント
第5章 CSRとレポートティング
第6章 CSRと会計・保障
第7章 CSRとサプライチェーン

第Ⅱ部 社会から見たCSR
第8章 ステークホルダーとCSR
第9章 金融とCSR
第10章 人権とCSR
第11章 環境とCSR
第12章 消費者とCSR
第13章 納税とCSR
第14章 コンプライアンスとCSR
第15章 NPOとCSR

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