BRAND ASSETS ブランド資産の会計


著者名 古賀智敏 監訳 トニー・トリントン 著
タイトル BRAND ASSETS ブランド資産の会計
出版社 東洋経済新報社 2004年6月
価格 3000円 税別

書評

本訳書は、次の著作を対象としたものである。

Tony Tollington, Brand Assets, John Wily & Sons, Ltd.,2002
「知識創造化社会」、「知財立国」が叫ばれ、知的財産を含む無形資産の重要性が大きくクローズアップされてきた昨今、ブランド資産はその中核をなすものである。本訳書は、このようなブランド資産の認識・評価と開示のあり方をめぐって、従来の会計理論や実務とは異なる斬新な視点から取り込んだ原作著の意欲的著作を邦訳したものであり、ブランドの会計問題を取り扱った先駆的文献をなすものである。

目次

第 1 部 ブランド資産
第 2 章 会計上の資産の定義に関する代替的アプローチ
第 3 章 資産の会計認識の背後にある認知仮定
第 4 章 取引もしくは事象と分離可能性の役割
第 5 章 無形資産の会計認識における FRS10 の効果

第 2 部 ブランド
第 6 章 ブランド資産と買入のれんとのリンクの破壊
第 7 章 ブランド資産の定義と会計認識

第 3 部 ブランド資産の政略
第 8 章 コンセンサスではなく、協議のプロセスか
第 9 章 コンセンサスではなく、協議なのか