ケースブック コストマネジメント


著者名 加登豊 李建 著 柳在植 訳
タイトル ケースブック コストマネジメント
出版社 学現社 2004年5月

書評

オリジナルは、 2001 年に出版されている。この教科書は、コストマネジメントに関する実際のケースを取り上げ、コストマネジメントの手法や考え方が平易に学べることを目的として出版されたものであり、その概要に関しては、過去の紹介文を参照されたい。

韓国において、類書が存在しないこともあって、神戸大学大学院経営学研究科に留学していた柳在植教授から翻訳の打診があり、今回の出版となった。この翻訳に限らず、わが国の主要な経営学の書籍は、近年韓国で翻訳されることが多くなってきており、日韓の研究交流も急速に進展しつつある。事実、三星グループなどでは、最新のコストマネジメント手法が積極的に活用している。研究交流だけでなく、実務においてもコストマネジメントを含むマネジメントの交流が促進するための一助となればと考えている。

目次

第Ⅰ部 キャリア・アップの時代は終わった!
1. やっぱり成果主義は悪いのか
2. いまなぜ制度がうまく機能しないのか
3. 仕事のモチベーションをどのように高めるか

第Ⅱ部 部下を動かす人材育成術
4. 会社を変えるリーダーをいかに育てるか
5. 研修制度をどう変えれば部下は育つのか
6. 社員の自律を促すために会社は何ができるのか

第Ⅲ部 会社を変える人事戦略
7. 社内人事はだれが担うべきなのか
8. これから人事部には何が求められるのか