黒瀬 夢路

プロフィール

黒瀨 夢路(くろせ ゆめじ)

有限責任監査法人トーマツ 大阪事務所勤務

2024年 公認会計士試験合格
2025年 有限責任監査法人トーマツ 大阪事務所入所

公認会計士を志した動機

私は高校生の頃から、専門知識を活かした職業に就きたいと思っていて、そこで公認会計士という職業を知りました。当時は頭の片隅に置いていただけの職業だったのですが、大学で簿記の授業を受けてから徐々に興味が増していき、簿記2級まで取得したのち、一念発起で勉強を始めるに至りました。正直に言うと、周りから一目置かれたかったというところもあったのですが、何十年も続ける仕事なので、自分の強みを一つ持ちたかったという思いが強かったです。

会計プロフェッショナル育成プログラムの活用

会計プロフェッショナル育成プログラムは、今考えてみれば本当に良い制度だったなと感じます。この制度を活用することで、個人で予備校に入学し、一人で勉強を始めるのに比べて、ものすごく良質な学習環境を得ることが出来たと思います。公認会計士の勉強を始める当初は、数ある予備校からどこを選べばいいかなど全く分からなかったのですが、この制度を使って神戸大学の友人たちと同じタイミングで予備校に入学し勉強を始められたことで、彼らと支え合い、競い合いながら勉強に前向きに取り組む環境に身を置けたと思います。また大原神戸校も神戸大学から20分程度で通えるので、大学終わりの通学にも便利でした。こうした利点があってさらに、この制度のおかげで大原の受講料が10万円も割引になっているのは、なかなかコスパのいい制度だと思います。

公認会計士としての仕事の魅力

最初は会計士がどういった仕事しているのか分からないと思うので、インターネットで調べると思います。そこでは「公認会計士 激務」や「公認会計士 やめとけ」みたいな検索候補にも出会うと思いますが、そのような意見は全く無視できるくらい仕事の選択肢が増えるでしょう。実際に合格してから様々な会計士の方とお話する機会がありますが、皆さん会計、経営のフィールドで十人十色のキャリアを歩まれています。会計士の勉強をして合格を成し遂げたなら、自分自身に合うキャリアを歩むことがほぼ確定しているといっても過言ではないです。海外駐在を通じて国際的なキャリアを積むこともできますし、他にも上場企業の経理部、監査法人でパートナーになるまでキャリアアップを続けるなど、会計士になって活躍できる魅力的な業務はとても多いです。

神戸大学生の皆様へのメッセージ

私もそうでしたが、おそらく「せっかくの人生の夏休みを勉強に費やすことはしたくない」と、この試験への挑戦に悩む人もいると思います。これに関しては、実際ほとんど毎日が勉強三昧でしたが、2,3ヶ月もすればそんな勉強にまみれた生活にも慣れましたし、休息日も設けて予備校の友人とドライブに行ったり、大学の友人と旅行に行ったりと、他の大学生に比べれば少ないですが遊びもしていました。神戸大に受かるほどの学力があれば、一発合格は必ず成し遂げられます。私は学習したことの飲み込みが遅いタイプで、答練でも全く結果が出ない日々が続き、苦しみました。そのため2,3年くらいは合格できずに勉強を続けることを見据えていましたが、それでも一発合格で受験を終えることが出来ました。
合格してからは、それまでの勉強三昧が嘘のような楽しい日常が待っています。一流ホテルの会場で会食や立食パーティ、同級生からのお祝い、予備校主催の祝賀会など、受験生時代とは違う意味で忙しいです。合格者同士の輪もみるみるうちに広がっていきますし、みな受験を突破してきたエリートの方ばかりなので、同年代でも本当に頼りになります。
ネガキャンしてくるだけのYouTubeのコメント欄や訳の分からない掲示板の書き込みは、所詮戯れ言にすぎません。ネット弁慶が寝言を言っているだけなので聞き流してもらって結構です。将来のキャリアを考えれば、本当に挑戦する価値がある試験だと思います。チャレンジされる皆さんの合格を心から願っています。