公認会計士へ向けての4つのステップ

経営学部では、会計学に関連する職業専門人(公認会計士など)を育成するためのプログラムとして「会計プロフェッショナル育成プログラム」を設けており、公認会計士試験の早期合格(在学中合格)を目指すために、必要なカリキュラムを準備しています。そのプロセスは、次の4つのステップに分かれます。

【ステップⅠ】1年次6月に日商簿記検定試験3級を受験

公認会計士試験の受験のためには、まず簿記の知識が必要となります。経営学部に入学後、すぐに簿記の学習に取り組みます。「実践簿記1」の科目を履修し、1年次の6月には日商簿記検定試験の3級合格を目指します。

【ステップⅡ】1年次11月に日商簿記検定試験2級を受験

ステップⅠをクリアし、簿記2級に学習を始めます。日商簿記検定試験2級受験のためには、商業簿記の他に工業簿記を学習する必要があります。「実践簿記2」、「実践簿記3」および「実践簿記4」の科目を履修し、1年次の11月には、日商簿記検定試験の2級合格を目指します。

【ステップⅢ】2年次12月に公認会計士試験 短答式試験を受験

ステップⅡをクリアし、いよいよ公認会計士試験の学習がはじまります。1年次の12月より、公認会計士受験のためのカリキュラムを履修します。公認会計士試験の受験対策講座は、最終(論文式試験)合格まで1年半~2年の学習期間が必要となるため、1年次より学習を開始すれば、3年次に公認会計士試験を受験することが可能となります。

【ステップⅣ】3年次8月に公認会計士試験 論文式試験を受験

2年次の12月に第1回目の短答式試験を受験(不合格の場合は、3年次の5月に第2回目の短答式試験を受験)し、合格すれば、3年次の8月に論文式試験を受験します(仮に3年次において不合格であっても、4年次の8月に再受験することで在学中の合格が可能です)。この論文式試験に合格すれば、監査・税務などの会計実務に従事することができます。

公認会計士試験合格までの道のり

■詳細なスケジュール → こちらよりご確認ください

公認会計士試験の合格までには、人によって様々な道のりがあります。それは大学受験対策にも個人によって、いろいろな差があったことと同じです。また、大学での講義は公認会計士の受験を念頭においたものではありませんので、大学の講義だけで試験対策を十分にこなすことは、不可能です。したがって、外部の専門学校へ通い、受験勉強のペースをつかむのも一案です。いろいろな専門学校がありますが、それぞれ特徴があります。教育プログラムや費用、立地条件等を勘案して、自分自身に適したと思われる専門学校を選択してください。