日本企業の環境および社会情報開示の現状

要約

日本企業における環境報告書・CSR報告書は、発行企業数の増加や情報開示の内容(質)の向上から見ても進化してきているといえる。そこで、本稿では環境報告書・CSR報告書での情報開示の現状を「環境」および「社会」という2つの側面から明らかにする。分析対象は2006年発行分の環境報告書・CSR報告書であり、先行研究のフレームワークを継承しながら、情報開示内容を環境、社会に分類し、それぞれ内容分析を行う。
主な分析結果として、環境側面での情報開示は過去と比較してより網羅性を高める傾向にある一方、社会側面での情報開示は開示情報の多分な偏りがあることがわかった。
本稿の構成は以下のとおりである。まず、環境および社会情報開示の分析を行う前に、分析対象とデータを紹介する。次に第1節では環境側面での情報開示状況を、第2節では社会側面での情報開示状況を分析する。最後に第3節でこれらの分析結果をまとめる。

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國部克彦

篠原阿紀

西谷公孝

鈴木新

北田皓嗣

田中利太

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