ミニ新幹線における安全の形成

要約

本論文は、「山形新幹線」および「秋田新幹線」という一般にミニ新幹線と呼ばれる鉄道システムの安全形成の仕組みとプロセスに関する事例研究である。技術の社会的形成アプローチの視点に基づいて、物理的・制度的・組織的な諸要素が安全形成のために、どのように組み合わされてきたのか、また組み合わされているのかについて記述している。その態様には、新幹線の場合とは異なる点も多く見られた。ミニ新幹線は、新幹線車両を在来線に乗り入れるものであるため、新幹線より、はるかに多くの攪乱要因に直面していることが、これらの相違の背景にあり、さらにその背景には経済的・政治的な要因も垣間見える。

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原拓志

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