情報化の量的分析を巡る一考察

要約

「情報化投資は企業において有効か?」近年の情報化の爆発的な進展により、企業の情報化関連投資が膨れあがっていくと、このような問いが投げかけられることになるのも当然である。ところが、この種の議論は、問題をどのような立場から定式化するかによって、全く異なった含意を持つことがある。本稿では、上記の問いに対して主に量的分析によって議論されてきた先行研究について、彼らの問題の定式化と解き方に基づきながらそれぞれの研究が持つ含意を検討するとともに、今後の研究に残された課題を洗い出すことにする。

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松嶋登

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