過去の神戸大学MBA公開セミナー

第12回:2016年6月8日(水)18:30~19:45

医薬品事業価値評価におけるリアル・オプション法の有用性 ―研究開発費比率・利益率の改善―

担当 経営学研究科 黄 磷教授

平成27年度神戸大学MBA加護野忠男論文賞受賞者 舟木俊治氏

今回のセミナーでは、事業の価値評価に用いられるリアル・オプション法という新しい意思決定手法の有用性について、医薬品事業の実例を通してセミナーの参加者と共に探ります。

将来、神戸大学MBAコースへの進学を希望する方々、MBAで勉強してみたいと思われている方や、「神戸方式」と呼ばれている神戸大学独自のMBA教育プログラム、そして、ビジネス現場で直面する経営課題を解決するための新たな理論や方法を探求する「研究に基礎をおく教育」という神戸大学MBAの特色あるスタイルに興味をお持ちの方にも、有益なセッションとなります。

リアル・オプション法は意思決定の高度で新しい手法です。今回のセミナーでは、この高度の手法をわかりやすく解説し、医薬品事業の早期開発段階での価値評価に生かした適用例では、利益率がどのように改善されるのかについて報告します。リアル・オプション法の採用に関する判断、また、意思決定の成否が15年先に現れるという医薬の研究開発におけるこの手法の有用性を明らかにします。

セミナーでは、まず、黄教授より、神戸大学MBAの特色のについて紹介してもらいます。次に、平成27年度神戸大学MBA加護野忠男論文賞受賞者 舟木俊治氏が登壇し、修士論文の研究プロセスと研究成果のプレゼンテーションを行います。

最後に、セミナーご参加の皆さんとは、質疑応答の時間を持ちます。プロジェクト研究やMBA修士論文のことだけでなく、MBA入試、MBAコースでの勉強、MBAの雰囲気、学生同士の交流、仕事や家庭との両立のさせ方などについて、生の経験を聞くことができます。

募集人数は90名です。

開催場所:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ