過去の神戸大学MBA公開セミナー

第30回:2019年3月13日(水)18:30~19:45

エフエムAの事業再生プラン

講師:

  • 神戸大学経営学研究科 栗木契教授
  • 2018度MBAケース・プロジェクト研究 金賞受賞チーム(チームQ)
  • 2018度MBAケース・プロジェクト研究 銀賞受賞チーム(帰れまテン(10))

場所:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ(梅田ゲートタワービル8階)

3月の神戸大学MBA公開セミナーには、昨年に行われた「ケース・プロジェクト」より、上位2チームが登場します。

「ケース・プロジェクト」とは、神戸大学MBAが長年にわたる教育活動を通じ編み出してきた独自のアクティブラーニングです。ビジネスの現実を前に、ヒト・モノ・カネにわたる経営の諸機能の総合的な分析を踏まえたインプリケーションを、プロジェクト管理とチームビルディングを行いながら導き出す。この学習体験は、課題に対する小手先の処理ではなく、関連する社会課題などを俯瞰しながらシナリオを描く能力を養成します。

昨年度のケース・プロジェクトのテーマは、「エフエムAの事業再生プラン」。今は、ネット空間の活用可能性が広がるデジタル時代です。一方で、日本の社会は人口減のなかにあり、このままでは縮小に向かうしかない地域経済という問題をかかえています。この2つの問題を見据えながら、地方のラジオ局はそのポテンシャルを生かして、どのような事業展開を果たせるでしょうか。

昨年度のケース・プロジェクトでは、神戸大学MBA生たちに、破綻した地方FM局ラジオ局の架空ケースをもとに、その事業再生プランを描いてもらいました。この課題は、一見身近で、取り組みやすそうにも思えますが、実はたいへん難しいものです。現在の日本の地域がかかえる各種の矛盾、デジタル化の進行のなかで急速にかつての強みを喪失しつあるメディア企業、そしてデジタル・テクノロジーの先端を踏まえたプランを、実現可能性のあるかたちで提案しなければならないわけです。

この難題に、限られた時間のなかでいかに挑み、いかに答えを導くか。神戸大学MBA生たちの闘いがはじまりました。

今回の神戸大学MBA公開セミナーでは、そこで彼らが導き出した結果を皆さんと共有するとともに、さらなる議論を重ね、経営という問題への理解を深めていきたいと考えています。ぜひご参加ください。

当日のプログラムは以下です。

  1. 神戸大学MBAプロジェクト研究のご紹介(栗木教授)
  2. 2018年ケース・プロジェクト研究の成果発表(神戸大学MBA生2チーム)
  3. 質疑応答(司会:栗木教授)

募集人数は110名です

開催場所:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ