過去の神戸大学MBA公開セミナー

第47回:2021年6月9日(水)19:00~20:00

型にはまった論文の書き方:楽になるための技術

担当:森直哉 教授(MBA選択必修科目 ファイナンス応用研究 担当)

本セミナーは、神戸大学大学院経営学研究科の教授で、MBAではファイナンス応用研究を担当している森直哉教授が担当します。森教授は前年度のMBA教務委員も務めていました。
神戸大学MBAでは、修士論文を書きますが、日頃、論文を書きなれていない実務家にはハードルが高く感じられてしまいますし、消耗します。
そこで、優れた内容の論文を、どうやって楽に書くかという技術について森教授より講義をいたします。
しかもこの技術は、修士論文だけでなく、研究計画など他者に自分の考えを効率よくデリバリーするための汎用性の高いものです。
以下、森教授よりのセミナーの概要説明です。

このセミナーでは、「型にはまった」論文を書くための技術を解説します。型にはまった文章は、読み手に対する配慮ばかりではなく、書き手を楽にするための便宜でもあります。
読み手に上手く考えが伝わらない原因は、しばしば内容の難しさではなくて型のまずさにあります。論文は物語ではないので「起承転結」で書くべきではありません。また、論文の最初でいきなり結論を述べるべきであり、読み手を最後まで待たせるのは不誠実です。さらに、ひとつの段落(パラグラフ)にはひとつの主張しか入れてはいけません。その中身は主張、理由、具体例の順序で書くと、読み手が楽になります。
研究の内容がどれほど良くても、読み手に伝わらなければ資源の浪費です。MBA生の論文を読んでいると、内容が良いのに書き方がまずくて「もったいない」と思うことが多いです。型にはまった論文を書くための技術は、インプットを節約し、アウトプットの質を高めます。

当日のプログラムは以下です。

  • 19:00-19:05 挨拶、概要説明
  • 19:05-19:40 講演(森教授)
  • 19:40-20:00 質疑応答

募集人数は300名です。

参加登録方法:

  1. 本ページにある「参加登録」リンクをクリックして、ミーティング参加への事前登録をしてください。
  2. 次に、1.の登録後に登録完了メールが送信されますので、登録完了メール内の「以下のURLより事前登録してください」のURLをクリックして、Zoomミーティングへの登録を行ってください。登録後、Zoomからミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

注意事項:

  1. 当日の録画、録音、写真撮影は一切禁止とさせていただきます。発覚した場合には、ご退出いただくことがございますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
  2. 当日、ご連絡なしで欠席された方につきましては、次回よりご参加をお断りする場合がございます。お申し込み後にご都合がつかなくなった場合は、登録完了メールのURLより参加取消の手続きを行っていただきますようお願いいたします。