経営学研究科教授　南知惠子
不況時でもモノやサービスが顧客に受け入れられ、価格が高くても需要されるのは、単なる製品属性への評価をしているのではなく、企業が提供しているモノ・コトに対して顧客が価値を感じているからだという考え方が広まっています。「顧客価値」という言葉は近年ビジネスの世界で一種の流行り言葉のようになってきていますが、実際何が顧客企業やエンドユーザーである消費者に価値をもたらすのかを知り、どのように価値を実現していけば良いのかに取り組むことは容易ではありません。本セミナーでは、技術専門商社である高千穂交易株式会社が、スーパーのベイシア佐倉店にIQレーンの導入を通じたソリューション提案をしたことでスーパー自体の業務改革が行われた事例を紹介し、顧客価値実現のための市場アプローチと実践方法についてB to B及びB to C取引の両面から解説します。神戸大学が開発した「サービス・イノベーション人材育成プログラム」の映像教材を用いて事例の紹介をします。
募集人数は75名です。

開催場所：神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ