過去の神戸大学MBA公開セミナー

第2回:2015年4月22日(水)18:30~19:45

「脱」伝統・地場産業~中小企業の攻めのブランディング~

経営学研究科 黄 磷教授
平成26年度MBAテーマプロジェクト研究 金賞受賞チーム(チーム・プレミアム)
神戸大学MBA2014年度生 安居院 徹氏、加賀 久氏、福谷 学氏、村瀬 敦啓氏、吉田 美穂氏、余田 知弘氏

 今回のセミナーでは、衰退産業とみられている日本の伝統産業や地場産業において、「良いモノを高く売る」ことに成功した中小企業のブランディングに関する研究の成果を発表し、日本茶、漆器、鉄器や織物などの伝統・地場産業における中小企業のブランディングの成功事例から、日本の伝統産業や地場産業において中小企業の価値実現とイノベーションの新たな道筋をセミナーの参加者と共に探ります。

 日本の伝統的工芸品産業は需要が傾向的に減少している衰退産業とみられ、たとえば日本茶、漆器、鉄器や織物などの伝統産業では、地場の中小企業が中心になっています。しかしながら、これらの伝統・地場産業においても、ブランディングに成功し、「良いモノを高く売る」というプレミアムの付加価値を実現している中小企業があります。攻めのブランディングに成功した中小企業はどのようなブランド構築プロセスをとったのか、ブランディングの成功に必要なビジネスモデルの革新を実現させた経営者はどのような特徴を持っているのか、さらに、伝統や地場という「コミュニティー」はどのように重要な意味をもつのかなどについて、いくつかの事例の研究と分析を通して明らかにします。

 まず、2014年度MBA教務委員の黄教授より、神戸大学MBAの「プロジェクト方式」について紹介してもらいます。次に、平成26年度MBAテーマプロジェクト研究の金賞受賞チーム(チーム名:チーム・プレミアム)の皆さんが登壇し、『「脱」伝統・地場産業~中小企業の攻めのブランディング~』の研究プロセスと研究成果のレゼンテーションを行います。

募集人数は75名です。

開催場所:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ